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◆戦国の足跡を求めて...since2009◆

戦国時代の万の事について知り、そして考えてみる・・・・と言いつつもちょっとマイナー感覚の戦国歴史ブログです。

武将たちが愛した摩利支天とその眷属たる猪

2019年を迎えましたが、今年の干支は己亥、いのしし・イノシシ・猪ですね
近年では害獣として畑を荒らしたりする困りものの認識が広まっていますが、
戦国時代にはこの猪が徳川家康をはじめ、
多くの武将たちに好まれたという事実があります

そして、その猪を神使=眷属とする摩利支天の信仰も当然ながら篤いものがありました
東京ではまず上野のアメ横にある徳大寺が日本三大摩利支天として知られています
(他の2つは京都建仁寺と金沢の宝泉寺)
徳大寺における摩利支天像の姿については
左手をかかげ、右手に剣を持ちって走るイノシシの上に立つ姿になります
武蔵御嶽神社にある皇御孫神社においては
よくある神社の狛犬の代わりに猪が守っていたりします


当ブログは亀の歩みのような更新ですが、
猪といえば猪突猛進という言葉がある位に素早い生き物ですね
その動きに武将たちはあやかり、矢玉に当たらないことを願ったり、
その猪を眷属にもつ摩利支天は陽炎を神格化したもので
実体がなく捕らえられたり傷つかないことで
武将たちは戦において摩利支天にそれらのことを願っていたのだと思われます

現在でも勝利、開運の神として信仰されていますが、
戦の絶えない戦国時代においては
毛利元就や立花道雪がその信仰を「摩利支天の旗」として旗印として用いたことが知られています
戦の前にはオン・マリシエイ・ソワカ などと唱えていたのかもしれませんね
彼ら以外にも多くの武士たちが戦の最中に鎧の中に秘めてお守りとしたと言われています



と、まぁここまで書きましたが山城などを訪れる際に
絶対に出合いたくない獣のひとつに猪がありますね
(幸いにも鹿くらいにしか出合ったことがありませんが熊や猪は勘弁です)
テレビなどで見たことがありますがさほど大きくない個体であってもあの突進力、
その向かってくる姿も武将たちが戦の際に真似たいと思っていたのかもしれませんね



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  1. 2019/01/03(木) 00:00:03|
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ぴぴ@相模国

Author:ぴぴ@相模国
関東は相模国に居を構えます「ぴぴ」と申します。
全国の城址を巡り、グルメや温泉などを堪能しております。
よろしければ拙者の武路具(ブログ)を覗いていってくだされ。

※一部記事は戦国時代以前・以降を含む場合があります

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